地域密着情報系のInstagramアカウントをゼロから開設して1年が経ちました。
知識ゼロからさまざまなインスタグラマーさんやyoutubeで勉強をして開設。
この度、めでたく2.5万人フォロワーを達成したので、ここに至るまでの戦略をまとめてみました。
あきらめることはありません!今からでも遅くありません!
私も後続組でしたがそれはそれのメリットがありました!
何より大事だった初期設計
ふりかえってみると最初のアカウント設計が一番大事だと思いました。
このアカウントは誰のどんなニーズを満たすものかなど、カウントの運用目的やアカウントのターゲット、トンマナなどの設定です。
これをおろそかにするとアカウントの運営自体が崩れます!
なんのために、だれのために、どんなノリで。
地域情報でもどの範囲でいくのか、どんな情報を発信するのか、プロフィールグリッドの設計、デザインなど、意外ときめることが多かったです。
初期設定を決めるためにやったこと
初期設定をするにあたって、私がまずやったことはネットやYoutubeでの情報収集。
中でもサキヨミさんのブログを超参考にしていました。
それでも大枠なので、追いすぎると自分の本当にやりたいこととはズレます。
大いに参考にはしたけれど、こまかなところは合わない&できないことも……
身近に落とすために行ったのがInstagramサーフィン。
とにかく片っ端から同ジャンル、他ジャンル問わず1万人以上かつフォロワー属性が自分のターゲットに近いアカウントを見まくり、サキヨミさんの戦略と照らし合わせました。
そして先人の英知をお借りさせてもらったのが以下のポイントです。
プロフィール
アカウントをフォローするためには必ずプロフィールページを経由します。
その時に大事になってくるのがプロフィールとグリッドデザイン(グリッドデザインは後述します)。
人気アカウントどんな情報を取り扱うのかがとにかく明瞭でした。
ターゲットに合った絵文字、言葉えらび、行間などなんとなく法則が見えてきます。
そんなこと言われても分からないよ…という方はとりあえずカタチをマネするところからはじめてもいいと思います。
くれぐれも全コピペはしないでくださいね。
同ジャンルを参考にすると、どうしても”引っ張られる”ので、あえて他ジャンルを参考にしながら書くのがオススメです!
デザイン
私が参考にした多くのアカウントは情報系アカウントでした。
人気アカウントはどれも見やすく、親しみやすく、分かりやすい。
そして何より初見の方がフォローや保存をしやすいような動線が敷いてありました。
ちなみに、デザインはすべてCanvaで作っています。
キャプションのメモもできてテンプレからアレンジもかんたん!
透過もできるし素材も豊富!
プロフィールグリッド
人気アカウントはプロフィールグリッドの統一感が素敵でした。
フィードの1枚目がずらっと並ぶので、イメージは雑誌の表紙が平置きされている感じ。
フォローの判断を決めるのはプロフィールページ。
とはいえ、凝りすぎると毎日作りこむのは大変です。
投稿の頻度を下げたくない、後からも探しやすくしたかったので、できるだけシンプルに分かりやすいテンプレートにしようと思いました。
親しみやすいよう「完璧に作りすぎない」ように、埋もれたくないので「シンプルだけど他と違う」ように気を付けました。
後述で詳しく書いていますが、ライバルアカウントとの差別化も意識しました。
フィード
フォロワー数獲のためにはまず「保存」してもらえる記事にしようと思いました。
保存対策としてできるだけフィードのスライドに詳細情報も掲載するよう心掛けました。
もちろんキャプションにも入れますが、フィードのスライドを見ただけで他は調べなくてもいいようなしっかりとした情報を入れています。
お問合せ先も記載して、タグ付けもさせてもらいました。
特に2枚目以降は、キレイでおしゃれなデザインより、シンプルで見やすい情報を優先しました。
ストーリーズ
アカウントがまだ育っていない状態ではそんなに効力がなかったストーリーズでしたが、練習のためにいろいろやりました。
今はいい感じに運用できています。
ブログにリンクしたかったのでリンク先に何があるかを明記して、リンクを下に貼りました。
リンクの位置も端に寄りすぎると押しにくかったりミスタップになったりするので、初期に試行錯誤しておいてよかったと思います。
ちなみに、最初はリールも頑張っていたのですが、地域情報に特化していた私のアカウントとは相性が良くなかったです。
再生回数は高いのにフォローや保存は何度投稿してもゼロでした。
労力コストもかかるので、フォローが伸ばせる&コスパの良かったフィードに集中しました。
とはいえ、ターゲットが全国の方であればリールは間違いなく武器になるのでオススメです。
最終ページ
情報系アカウントに限らず、人気アカウントは最終ページが作りこんでありました。
それもこれもフォロー、いいね、保存をする動線を読者に意識してもらうため。
ここにはプロフィールに書いてある自己紹介をより詳しく記載。
わざわざ最後まで見てくれた方に自分が何者で、どんな情報を発信しているかを伝えるチャンス!
そして各アイコンを押せばどうなるかも記載し、Instagramが初めての方でも次のアクションが分かりやすいようにしました。
キャプション
正直、ここはみなさん千差万別でした。
フィードを作りこんでいる人はうっすらと、フィードの情報量を少なめにしているアカウントは多めにという印象。
けれど皆さんしっかりプロフページに飛べるように自分のタグを付けて誘導しておられました。
私はブログも書いていたので、キャプションだけでも分かるように情報を多めにしました。
つまり、フィードにもキャプションにも情報満載。
読者さんがどちらを見ても詳しい情報が拾えるようにしました。
もちろん自タグも入れています。
具体的に!参考にしたアカウント様
私が初期も初期に施策をまとめたブログには、各デザインを参考にしたアカウントを具体的に紹介しています。
2.5万人フォロワーになってもフィードのデザインは少し変更しましたが設計、設定はほぼ変えていません。
いかに初期でしっかり設定を固めるか見返すと改めて大事だったことが分かります。
後続だからこそのメリット
さて、初期設定と同時に行ったのがライバルアカウントの研究です。
同じ地域で同じようなジャンル、そしてすでに1万人超えのアカウントは数件存在していました。
私がアカウントを立ち上げたのは2022年1月下旬。
流行りのタイミング的には遅く、バリバリの後発組です。
ただ、そこにアドバンテージがありました。
ニーズが確約されている
まずひとつめはそのジャンルにニーズがすでにあるということ。
せっかく立ち上げようとしているアカウントですが、個性的なアカウントであればニーズが本当にあるかどうか分かりません。
しかし、同じジャンルで成功しているアカウントがあるということはそこにニーズがあることが確約されているということ。
これは意外と大きな安心でした。
ライバルアカウントの研究ができる
ライバルアカウントがすでにあるという事はそのアカウントの研究ができるということ。
ライバルと同じことをしていては追いつくことも抜くこともできません。
私がライバル視しているアカウントはどれも写真はきれいなのですが、お店の「詳細」情報が乏しい印象でした。
つまり、情報よりいわゆる映えを優先させた仕様のものばかり。
写真1枚のフィードにURLが記載されたキャプションのみ。
写真映えよりも情報を優先しフィードでも詳細情報(住所、時間、連絡先、値段など)を主婦目線で書くという差別化を図りました。
小さな違いかもしれませんがそれが「ブルーオーシャン」に行きつく鍵でした。
フォローバックでフォロワーを増やしたくない!私が頼ったもの
実際に投稿をはじめるにあたって最初の最初はフォロワーもちろんゼロ。
友だちが少ない私の友だちでフォローしてくれたのは10人。
しかも、みんな主婦のため見る専門アカウントのため非公開で当然フォロワー数も1~2ケタがほとんど。
この状態でフォロワーを頼りに存在を世間にアピールするのはほぼムリ!
そこで頼ったのは当然「ハッシュタグ」です。
フォロワーを買う、フォローしまくってフォローバックをもらう……そんなことはしたくなかったので、ハッシュタグを研究しました。
フォロー、フォロバで獲得したフォロワーは真の読者にはなってくれないと感じたので。
奥が深い「ハッシュタグ」の付け方
私がまず頼ったのはハッシュタグ検索。
Youtubeでは「ハッシュタグはオワコン」とか言われましたが、そうじゃない派の方もいたのでその方を参考にしました。
初期はとにかくアカウントのパワーが弱いのでハッシュタグ投稿件数が100万件を超えるビッグキーワードを狙っても残念ながら上位表示は無理。
投稿に関係のあるタグかつ1000~5万以下のハッシュタグを意識的につけました。
ハッシュタグを30個びっしり付けるのはあまり…という意見もありましたが、私はフルで付けました。
1000人フォロワー達成してから「発見タブ」に乗ることが増えたのですが、その記事の詳細を調べてみると複数のハッシュタグ検索で上位になっていました。
関係性は正直ビミョーですが、ハッシュタグ検索で上位に表示されると発見タブに出る可能性は肌感では高いと思っています。
とにかく早めにフィードグリッドを埋めた
そして次はプロフィールページのフィードグリッド。
フォローしてもらうためにプロフィールページの「スカスカ」を埋めたくて最初の2日で6投稿しました。
その2日ではお察しの通りまったく伸びなかったです!
しかし、9日後にフォロワー100人になる「早く増やす」ための土台となってくれたと思います。
記事に関係のある人を「タグ付け」する
記事内で紹介したお店やスポットなどをタグ付けすると、感謝してもらえたりストーリーズでシェアしてもらえたりとありがたかったです。
そのおかげでフォロワー数もやはり増えました。
あとこれは1万人フォロワーになった自分がされたことなのですが…
自分に関係のない投稿内容になぜかタグ付けをされることがありました。
正直、あまり気分のいいものではありません。
もちろん「紹介してもらいました!」「参考にして行ってきました!」のようなものはウェルカムですが、見ず知らずのきれいなお姉さんのポトレ写真にタグ付けされても…と、そっとタグを外しました。
アカウントの「育児日記」を付ける
私は毎日投稿をしていると同時に、前日の投稿の数値をExcelで記録しています。
主に、いいね、リーチ、インプレッション、発見(初期はハッシュタグ)、保存、フォロー、全フォロワーの数などです。
これを表にしておくと、記事の良し悪し、ユーザー心理、アルゴリズムの微妙な変化などが分かります。
初期はとにかくフォロワーが増える記事を意識していましたが、今は保存数が多くなるような記事を意識しています。
結局、保存してもらえるとインプレッションも増えてフォロワーも増え、そしてフォロワーが「離れない」ということに気づいたからです。
統計を取ることは誰でもできるので、アカウントを本気で運営して育てていきたい人には「育児日記」を付けることを強くおすすめします。
初期のフォロワーの増え方
最初の50人までは地域のハッシュタグで検索してくれた工務店などの企業が多かったのです。
うれしいけれどターゲットではない……(今はある意味ターゲットなんですが)
しかし、お店などのタグ付けしてから一般女性らしき非公開アカウントからのフォローが徐々に増え始めました。
具体的な数字では50人超えてから1日10人くらい増えていきました。
そして9日間でフォロワー100人に!
それから毎日投稿して1000人になるとさらに増加。
良質な記事が投稿できた日は1日に200人を超えるフォローを頂くことができました!
そこから順調に1万、そして2万と増えていき1年後の現在は2.5万人です。
地域の情報発信アカウントはターゲットが限定されているため、頭打ちはくるかもしれません。
が、逆を言えば地域を絞っているため、スポンサーもつきやすくなります。
どこまで行けるかはまだ分かりませんが、行けるところまで行ってみたいと思います。
まとめ
これからInstagramでビジネスアカウントをつくることに「遅すぎる」ことはありません。
遅く始めるなりのメリットもたくさんあります。
今回は私の地域情報系アカウントでの2.5万人フォロワーまでの道のりを紹介しました。
もちろん個々のアカウントによって違いはあると思います。
しかし、基本の道順は一緒だと思っています。
これに尽きると思います。
あとはアイデアや工夫次第。
身バレ防止のため自分のアカウントは公開できませんが、皆さんのスタートアップの参考になると幸いです!
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